フ模様
フ有革(Unbleached)
爬虫類本来が持つ「フ模様(柄)」を活かしたもの。一匹一匹がフ模様が違うため、個体差がでる。ワイルドさを演出。
ハーフブリーチ革(Half-Bleached)
爬虫類本来が持つ「フ模様(柄)」を半分消したもの。フ有革ほどのワイルド感はなく、やさしい感じを演出できる。
脱色革(Bleached)
爬虫類本来が持つ「フ模様(柄)」を消したもの。フ模様を消しているため統一感が出る。
鞣し方法
クロム鞣し
金属であるクロムを使用した鞣し法。柔軟で保存性、耐熱性、染色性に優れ、あらゆる用途に最も広く行われている。新しい感触や表情を出すために、他の鞣剤との併用でコンビネーション鞣しも行う。
植物タンニン鞣し
植物タンニンを使用した鞣し法。伸びが少なく可塑性に優れ、堅牢な革が得られる。使うほどに柔らかくなり、味が出てくる。環境にもっとも優しい。
白革鞣し
白用の合成タンニンを使用した鞣し法。純白に近い白い革が得られる。くすみのないパステル調の染色が可能。
ノンクロム鞣し
金属であるクロムを一切使用しない鞣し法。環境や人にやさしいエコな革が得られる。
仕上げ方法
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グレージング
メノウの石で圧力と摩擦で磨いた仕上。
高光沢を与える。 -
オイルマット
オイルを軽く吹き付けて、革本来の自然なツヤ感を出す。 -
バフマット
フェルトバフで磨き、自然な風合いを出す仕上。 -
ヌバック
革の銀面(表面)をサンドペーパーで削り、起毛させた仕上。 -
谷黒
爬虫類革特有の銀面と谷面を顔料などでコントラストを強調した仕上。 -
パール
パールやブロンズ粉を吹き付けて、光沢感を表現する仕上。
革ができるまで
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原皮
生の状態の皮。
塩漬け(塩蔵皮)または乾燥(乾皮)で保存される。
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鞣し
皮から革へ生まれ変える(鞣す)工程。
ドラムを使用し薬品を浸透させていく。
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染色
染料で革を染めていく工程
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乾燥
乾燥することにより、薬品や染料を革に定着させ、安定させる。
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仕上げ
銀面(表面)に仕上げ剤などを吹き付けたり、磨くことにより、色合いや風合いを調整して仕上げる。
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検品・計量
品質検査をし、計量する。