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「新しい仕上げの革」や「おススメの革」をご紹介

ダイヤモンドパイソン

★一般名アミメニシキヘビ
★商業名Reticulated Python
★学術名Python reticulatus

全身にダイヤ型の連続的な斑紋・模様があるところから、ダイヤモンドパイソンと呼ばれています。皮質の丈夫さや、大きさの点では利用度も高く、他の皮革には見られない美しさと、ワイルド感があります。この種の最大のものは、体長10メートルもあります。
ダイヤ型の斑模様を最大限に活かしたFront Cut Type(F/C) と、蛇腹を活かしたBack Cut Type(B/C) があり、バッグ類、小物類、靴、ベルト等に幅広く利用されています。
生息地は、タイ、ミャンマー、ベトナム、カンボジア、マレー半島、インドネシア、フィリピン、中国南部等、アジアの熱帯地方に広く分布しています。

モラレスパイソン

★一般名ビルマニシキヘビ
★商業名Molurus Python
★学術名Python molurus

全身に不規則な図形模様があり、その個性的な斑紋模様が、ファッション界で人気を得ています。
皮質の丈夫さ、サイズが大きいなどの利点もあり、アミメニシキヘビ(ダイヤモンドパイソン)と共に、ヘビ革の主力として、幅広く各種製品に使用されています。 沖縄の蛇皮線は、この皮が使用されています。
一般的に雌の方が雄より大きく、最大では7メートルに達したものもいます。
幾何学的な斑模様を活かしたFront Cut Type(F/C) と、蛇腹部を活かしたBack Cut Type(B/C) があり、バッグ類、小物類、靴、ベルト等に幅広く利用されています。
生息地として、インド、ミャンマー、タイ、ボルネオ島、ジャワ島、スンバワ島、セレベス島、中国南部等の熱帯地方があげられます。
気性が荒いダイヤモンドパイソンに比べて、とても温厚な性格もあり、動物園などで肩に乗せて写真を撮ったりしている大蛇はこちらのモラレスパイソンです。

リングマークリザード

★一般名ミズオオトカゲ
★商業名Water Monitor
★学術名Varanus salvator

リザードの革の最高級品で、大きなものは、全長2メートルを超し、利用価値が大です。背部は丸い粒状の鱗で、背中に”輪”状、及び点状の斑紋が並んでいるところから、リングマークリザードと呼ばれていますが、この斑紋を活かしたタイプと斑紋を除去し、仕上げたタイプのものがあります。

腹部を割き、背部を活かしたものを、Front Cut Type(フロントカットタイプ)。反対に、背中を割いて腹部を利用するものを、Back Cut Type(バックカットタイプ)といいます。

ハンドバッグ、小物、ベルト、靴等に幅広く使用されています。

生息地は、インドネシア、マレー半島、ベトナム、タイ、カンボジア、フィリピン、ミャンマー等、東南アジア一帯に分布します。

スモールクロコダイル

★一般名イリエワニ
★商業名Saltwater Crocodile
★学術名Crocodylus porosus

ワニ革の代表格です。ヨーロッパでは、シンガポールワニとも呼ばれています。腹部の四角形(長方形)をした鱗が美麗に揃ったスモールスケールタイプクロコダイルは、ワニ革の中でも最高級品です。
腹の部分の頸から肛門にかけて、鱗の横列の数が約31~35列あります。又、横腹の部分は、丸い形状の鱗です。
生息地は、パプアニューギニア、オーストラリア、インドネシアなどの入江や河川の海水と淡水との混じる場所です。
現在では、生産量の殆どが養殖になりつつあり、原皮は、主にヨーロッパ、日本、シンガポールへ輸出されています。

ラージクロコダイル

★一般名ニューギニアワニ
★商業名Freshwater Crocodile
★学術名Crocodylus novaeguineae

日本で最も多く使用されているワニ革です。腹部の鱗は正方形に近く、鱗の大きさは、スモールスケールタイプより大きく、頸から肛門までの鱗の横列の数は約24~32列あります。
生息地は、パプアニューギニア、インドネシアなどの淡水の沼や川です。この皮の多くは、野生のもので、主に日本やシンガポールに輸出されています。
用途は、ハンドバッグ、ベルト、時計バンド、小物類等です。

ナイルクロコダイル

★一般名ナイルワニ
★商業名Nile Crocodile
★学術名Crocodylus niloticus

イリエワニ、ニューギニアワニ同様、高級品用の素材として注目を得ています。腹部の鱗は細かく、長方形の鱗板が腹部全体に整然と並んでいます。横腹の鱗は丸みのある長方形で、その巾は他の種類より狭いのが特徴です。
この種は、アフリカ諸国の淡水の沼や河川に生息していますが、現在供給されている皮は、殆ど養殖のもので、特にジンバブエ、南アフリカでは大規模ファームで養殖生産されています。
主な輸出先は、ヨーロッパ、シンガポール、日本です。
用途は、ハンドバッグ、小物、ベルト、時計バンド等です。

シャムクロコダイル

★一般名シャムワニ
★商業名Siamese Crocodile
★学術名Crocodylus siamensis

ポピュラーなワニ革のひとつです。腹部の鱗の形状は長方形で、イリエワニに似ていますが、それよりやや大きめです。頸から肛門にかけての鱗の横列の数は約30~34列です。又、横腹の部分の鱗は、丸みのある形状をしています。
生息地は、タイ、ミャンマー、マレーシアなどの沼地や河川ですが、現在、商取引されている皮は、全て養殖によるもので、殆どタイ国から輸出されています。
輸出先は、日本、シンガポールなどです。用途は、ハンドバッグ、小物、ベルト等です。

アリゲーター

★一般名ミシシッピーワニ
★商業名American Alligator
★学術名Alligator mississippiensis

ミシシッピーワニは全体に胴が長く、腹部の鱗の形状はクロコダイルに比べ、やや長めの長方形をしています。頸から肛門までの鱗の横列数は29~34列あります。
生息地は、アメリカ合衆国南部のルイジアナ州、フロリダ州などの沼や河川が中心です。
養殖事業は、ルイジアナ州を中心に、大規模に行われていますが、野生のものも毎年数量を定めて捕獲が許可されています。
アメリカ国内でも鞣されていますが、原皮は、ヨーロッパ、シンガポール、日本へ輸出されています。
革の用途は、腹部を利用してハンドバッグ、小物、ベルト、時計バンド等ですが、背部の凹凸の特徴を生かした革(肚ワニに対し、背ワニと呼ぶ)は、アメリカでカウボーイブーツ用として人気を得ています。

オーストリッチ

★一般名ダチョウ
★商業名Ostrich
★学術名Struthio camelus

飛べない鳥として、現生鳥類の中で最大級の鳥であり、アフリカ大陸で固有の独自性をもって生息しています。平均体高は2.5メートル、重さ120キロに達するジャンボサイズですが、走力が非常に優れています。
オーストリッチの皮は、羽毛を抜いた後の丸みのある突起した軸痕(Quill Markクイルマーク)が他の皮革にない、ユニークさをもっています。強靱な皮質で重厚さもあり、立体的な革の特性を活かして、高級品向け素材として幅広く使用されています。
仕上げは、主にクラシックフィニッシュ(Classic Finish)と言われるクイルマークと革を同じ色で染める半マットタイプの顔料仕上げと、サドルフィニッシュ(Saddle Finish)と言われる染料染めの革の表面をブラッシングにより艶を与えて、革らしさとクイルマークを強調した仕上げを行います。
脚部の皮は、レッグと呼ばれ、爬虫類に似たウロコ状の模様が特徴となっています。
鳥の羽根は太古の昔から、貴重な装飾品として使用されてきましたが、オーストリッチの羽毛は、ステージ衣装、インテリア等に利用されています。また、世界的な健康志向から、オーストリッチの肉は、高タンパク、低脂肪のため、近年需要が大きく増加してきました。このため、最近ではヨーロッパ、北米、オーストラリア、中国、イスラエル等々で飼育農場が増加しました。

株式会社太閤染革

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